結婚後の働き方、ちゃんと話せていますか。「自由の欲求」を大切にした話し合いのコツ

「結婚したら仕事はどうするの?」

この質問、あなたはお相手とどのタイミングで話しましたか。仮交際中にさらっと触れただけ、あるいはまだ話せていない、という方も多いのではないでしょうか。

私がこれまで多くのカップルを見てきた中で気づいたのは、「結婚後の働き方」の話し合いが後回しになればなるほど、成婚後にすれ違いが生まれやすいということです。特に、どちらか一方が「こうなるだろう」と思い込んだまま入籍してしまうと、後から「聞いてなかった」「そのつもりじゃなかった」という声が出てきてしまう。

今回は、選択理論の「自由の欲求」という視点を使いながら、結婚後の働き方の話し合いをどう進めるか、一緒に考えてみましょう。

目次

「自由の欲求」とは何か、まずここから

選択理論では、人間には5つの基本的な欲求があると考えます。その中の一つが「自由の欲求」です。簡単にいうと、「自分で選んで、自分のペースで動きたい」という気持ちのこと。誰かに縛られたくない、自分の時間や生き方をコントロールしたい、という内側からの声です。

婚活の場面でよく聞くのが、「結婚したら自由がなくなりそうで怖い」というつぶやきです。これはまさに、自由の欲求が強い方が感じる不安。反対に、自由の欲求が比較的穏やかな方は、「結婚すれば安定する」「誰かと一緒にいたい」という安心感の方が大きかったりします。

どちらが正しいわけではありません。ただ、この欲求の強さが違うカップルは、「働き方」という具体的な話し合いの場で、ズレが表に出やすい。それを知っておくだけで、ずいぶん気持ちが楽になりますよ。

「話し合う」前に、まず自分に問いかけてみる

相手と話す前に、まずは自分の本音を整理しておくことをおすすめします。

「結婚後も今と同じように働きたいのか」「働き方を少し変えたいのか」「家庭に軸足を置きたいのか」。どれが正解ということはありません。大切なのは、自分が何を望んでいるかを、自分自身が知っておくことです。

私がカウンセリングでよくお伝えするのは、「理想の一週間を描いてみてください」というワークです。朝から夜まで、何時にどこで何をしているか。仕事の時間は何時間か。自分の時間はどれくらい持てているか。細かく描くことで、「自分が本当に求めている働き方」が見えてきます。

特に自由の欲求が強い方は、仕事そのものへの思い入れも強い場合が多いです。キャリアを続けたい、スキルを磨き続けたい、という気持ちは、仲人から見ても本当に大切にしてほしい部分。「結婚したら諦めるもの」ではなく、「結婚後もどう活かすか」という視点で話し合いに臨んでほしいなと思います。

お相手との話し合い、こう切り出してみてください

「働き方の話し合い」というと、なんだか就職面接みたいで堅苦しい感じがしますよね。でも、実際にはもっと自然な流れで話せるものです。

例えば、「休日に何をしているの?」という雑談から始めてみる。お相手がどんな時間の使い方をしているか、仕事とプライベートのバランスをどう取っているかが、自然と見えてきます。

成婚されていく方はみなさん、こうした「ゆるい問いかけ」が上手です。いきなり「結婚後は共働きですか専業主婦ですか」と聞くのではなく、「週末ってどんな感じで過ごすの?」「仕事で大変なことってどんな時?」という柔らかい質問から、じわじわとお互いの価値観を知っていく。

そして、相手の話をしっかり聞いた上で、「私はこういう働き方をしたいな、と思っていて」と自分の希望を伝える。これが選択理論でいう「対話による擦り合わせ」の基本姿勢です。

「自由の欲求」が強い同士のカップルに気をつけてほしいこと

どちらも自由の欲求が強いカップルは、価値観が似ている分、最初はとても話が合います。「お互いの時間を大切にしよう」「仕事は続けよう」と方向性が一致する場面も多い。

ただし、子育てや家事の分担という現実的な話になった時に、「どちらが柔軟性を持つか」でぶつかることがあります。どちらも「自分のやり方でやりたい」という思いが強いので、お互いが主張するばかりになってしまうことも。

私が見てきた中で、こういうカップルがうまくいくのは、「相手の自由を尊重することが、自分の自由につながる」という感覚を持てた時です。相手のキャリアを応援することで、自分のキャリアも大事にしてもらえる。そういう循環が生まれると、夫婦としての土台がとても強くなります。

話し合いで大切にしたい3つの視点

最後に、具体的な話し合いの場で意識してほしいことをまとめます。

1. 「今すぐ決めなくてもいい」という余白を持つ
結婚前に全部決めようとしなくて大丈夫です。方向性を共有できれば、細かいことは結婚後に一緒に考えていけます。「こういうふうにしたいね」というイメージを共有することが第一歩。

2. 「なぜそうしたいか」を伝え合う
「仕事を続けたい」「家にいたい」という希望だけでなく、その理由を話すことで、相手への理解が深まります。「キャリアが自分の自信になっている」「子供の成長を近くで見ていたい」という本音を共有できると、話し合いの質がぐっと上がります。

3. お互いの「上質世界」を尊重する
上質世界とは、その人が心から大切にしている価値観や理想の姿のこと。仕事も、家庭も、どちらも誰かの上質世界の一部です。どちらが正しいではなく、「どちらも大事にできる形を一緒に探す」という姿勢が、信頼関係を育てます。

まとめ: 話し合いは「ぶつかること」ではなく「一緒に描くこと」

「働き方の話し合い」と聞くと、なんだか意見がぶつかるイメージを持つ方もいるかもしれません。でも、選択理論の視点から見ると、これはぶつかるのではなく「一緒に未来を描く作業」なんですよ。

お互いが何を大切にしているかを知り、その上でどんな暮らしを作りたいかを言葉にしていく。その会話の中に、ふたりの信頼関係の芽が生まれます。

結婚は「合意の連続」です。大きな合意も、小さな合意も、全部積み重なって、ふたりの生活ができあがっていく。今日から、少しずつでいいので、お相手と「未来の話」をしてみてくださいね。


BlissBridalでは、選択理論をベースにした婚活サポートを行っています。「働き方の話し合いが怖い」「自分の希望をうまく伝えられない」という方も、仲人と一緒に言葉を整理するところから始められます。まずはお気軽にご相談ください。
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