お見合い前夜の不安。行為と思考から変える3つの方法

「明日のお見合い、なんだか眠れなくて……」

そんな声を、仲人としてよく耳にします。前夜になると急に不安が押し寄せてきて、頭の中で「うまく話せるかな」「第一印象が悪かったらどうしよう」「沈黙が続いたら恥ずかしい」と、同じことをぐるぐると考えてしまう。私自身も、会員さんのお見合いを翌朝に控えると、「どうかいい時間になりますように」と祈るような気持ちになることがあります。

前夜の不安は、決してあなたが弱いからではありません。むしろ、大切に思っているからこそ生まれる感情です。ただ、その不安に飲み込まれてしまうと、当日の自分のパフォーマンスにも影響してしまう。そこで今日は、選択理論の「全行動」という考え方を使って、不安を整える3つの方法をお伝えします。

目次

不安を感じるのは、感情だけの話ではない

選択理論では、私たちのすべての行動は「行為」「思考」「感情」「生理反応」という4つの要素で成り立っていると考えます。そして重要なのは、この4つは連動しているということです。

眠れない夜に「不安」を感じているとき、実は同時に身体も緊張していますよね。肩が凝っていたり、心臓がドキドキしていたり。頭の中では悪いシナリオを繰り返し考えていたり。感情だけが独立して動いているのではなく、行為・思考・生理反応と一緒に動いているのです。

ここで大切なのが、「感情や生理反応は直接変えにくいけれど、行為と思考は意図的に変えやすい」という視点です。つまり、「不安を消そう!」と直接感情に働きかけるより、行為や思考の側から整えていくほうが、ずっと現実的なんです。

方法1:体を動かして「今ここ」に戻す

不安なとき、人は頭の中で未来のことを考え続けています。まだ起きていないことをシミュレーションして、疲れてしまう。そこで有効なのが、「今この瞬間の行為」に意識を向けることです。

例えば、ゆっくりとお風呂に入って湯船につかる。好きな音楽をかけながら部屋を軽く片付ける。明日着ていく服をていねいに準備する。こうした「手を動かす行為」は、頭の中のぐるぐるを自然と落ち着かせてくれます。

私が会員さんによくすすめているのは、「明日の準備を儀式のようにする」という方法です。バッグの中身を確認して、ハンカチを入れて、鏡の前で笑顔の練習を一回だけしてみる。そうすると「やれることはやった」という感覚が生まれて、少し安心できるんですよ。

方法2:「言葉」を変えて思考を整える

思考は、私たちが意識的に変えやすいもう一つの要素です。前夜のぐるぐる思考を見てみると、「うまくいかなかったらどうしよう」という言葉が多いと思います。これを少し言い換えてみましょう。

「うまく話せなくてもいい。自分らしくいられればそれでいい」
「沈黙があっても、それはふたりのペースなのかもしれない」
「この出会いから何か学べればいい」

完璧に信じなくてもいいんです。ただ、脳の中に流れる言葉を少し変えるだけで、感情の色が変わってきます。私が見てきた中で、うまく場を乗り切る方は、こういった「自分に話しかける言葉の切り替え」が自然とできているように感じます。

書き留めてみるのも効果的です。不安な気持ちをノートに書き出してから、「でも、こう考えることもできる」と横に書き添える。頭の中だけで整理しようとすると堂々巡りになりますが、書くことで思考が外に出て、客観的に見やすくなります。

方法3:「上質世界」にあるものを思い浮かべる

選択理論には「上質世界」という概念があります。簡単に言うと、自分にとって大切なもの、理想とする姿、心が喜ぶ場面のイメージのことです。

前夜の不安が強くなるのは、多くの場合「失敗したくない」という思いが前面に出すぎているからです。そこで、「なぜ婚活をしているのか」「どんな毎日を誰かと過ごしたいのか」という、自分の上質世界に意識を向けてみてください。

「好きな人と一緒に夕ごはんを食べたい」「誰かのそばで眠りにつきたい」「笑いながら旅行に行きたい」。そんな温かいイメージを思い浮かべると、お見合いが「審査」ではなく「その人に出会えるかもしれない入口」に見えてきます。視点が変わると、不安の質も変わるんですよ。

仲人からひとこと。不安は「本気の証拠」です

長年、婚活を支援してきて感じることがあります。前夜に全く緊張しない方より、「ちょっと眠れなかった」と言いながらいらっしゃる方のほうが、お見合い当日に真剣さが伝わることが多いんです。緊張や不安は、相手のことを大切に思っているからこそ生まれる感情です。

もちろん、眠れないほど不安が続くのはつらいですよね。だからこそ、行為を変えて体を落ち着かせ、思考の言葉を少し整えて、自分の上質世界に意識を戻す。この3つを試してみてください。完璧に不安が消えなくてもいいんです。「それでも会いに行く」という一歩を踏み出せれば十分です。

成婚されていく方は、緊張や不安を「なくすもの」ではなく「一緒に持って行くもの」として扱えている方が多いです。あなたもきっとできます。応援していますよ。


今日のポイントをまとめます。

お見合い前夜の不安は、感情に直接働きかけるより、行為と思考の側から整えるほうが効果的です。手を動かして「今ここ」に戻る、自分への言葉を言い換える、上質世界のイメージで視点を変える。この3つを組み合わせることで、当日を自分らしい状態で迎えやすくなります。不安は消えなくていい。ただ、飲み込まれないための工夫を持っておくことが大切です。

BlissBridalでは、選択理論をベースにした婚活サポートを行っています。「お見合い前が毎回つらい」「自分の気持ちの整え方がわからない」という方も、ぜひ一度ご相談ください。仲人が一緒に考えます。
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