「お相手のことを、もっとよく知りたい」
お見合いやデートのあとに、そんな気持ちになったことはありませんか。
何を話したらいいか迷いながらも、気がつくと当たり障りのない話ばかりして終わってしまう。相手の本音や、大切にしていることがなかなか見えてこない。そんなもどかしさを感じている方は、とても多いと思います。
私が長年、仲人として多くのカップルをサポートしてきた中で気づいたことがあります。それは、「何を話すか」よりも「何を聞くか」のほうが、お互いの理解を深めるうえでずっと大切だということです。そして、聞くなら「上質世界」に触れる質問が一番効果的なんですよ。
「上質世界」とは、その人にとっての理想の宝箱
選択理論という心理学には、「上質世界」という考え方があります。
私たちは誰でも、心の中に「こうあってほしい」「これが大切」という理想のイメージを持っています。大切にしている価値観、好きな人や場所、幸せだと感じる瞬間。そういったものが詰まった「宝箱」のようなものが、上質世界です。
人は、この上質世界に近づこうとして行動します。ですから、お相手の上質世界を知ることができれば、その方が何を大切にしているか、どんな生活に幸せを感じるか、何を求めてこの婚活の場にいるかが、自然に見えてくるんですよ。
お見合いで「趣味は何ですか」と聞くのと、上質世界に触れる質問をするのとでは、得られる情報の深さがまるで違います。今日ご紹介する3つの質問は、どれも自然な会話の流れの中で使えるものばかりです。
魔法の質問その1「子どものころ、どんな時間が好きでしたか」
これは私が特に気に入っている質問のひとつです。
子どものころの記憶には、その人の「本来の欲求」がよく表れます。外で友だちと思いっきり遊ぶのが好きだったという方は、人とのつながりや活動的な刺激を大切にしている可能性が高い。一方、家で本を読んだり絵を描いたりするのが好きだったという方は、自分の世界や静かな時間を大切にしている方が多いです。
「好きだった食べ物」や「よく行った場所」まで話が広がることもありますし、自然な笑顔が出やすい話題でもあるんですよ。相手の子ども時代の話を丁寧に聞くことで、その方の上質世界の「もともとの色」がうっすら見えてきます。
私が見てきた中で、この質問をきっかけに一気に会話が弾むケースはとても多いです。「子どものころ」という切り口は、誰もが話しやすく、警戒心が緩みやすい。相手の素顔が見えてくる、おすすめの入り口です。
魔法の質問その2「休日はどんなふうに過ごすのが幸せですか」
これは、現在の上質世界を知るためのシンプルで有効な質問です。
「旅行が好きです」「映画をよく見ます」という答えも大切ですが、私が着目してほしいのは、その「感じ方」です。「一人でのんびりするのが一番」という方と、「友人と出かけるのが好き」という方では、日常の幸せの形がずいぶん違います。結婚後の休日の過ごし方にも、自然とつながってきます。
また、「特に何もしない日もあっていい」という答えには、その方の「楽しみの欲求」や「自由の欲求」のバランスがよく表れています。どちらかが強いとか弱いとかではなく、そのバランスを知ることで、結婚後の生活のすり合わせがしやすくなるんですよ。
「幸せですか」という言葉を入れているのがポイントです。「何をしますか」ではなく、「どんなふうに過ごすのが幸せですか」と聞くことで、相手の価値観がより自然に出やすくなります。ぜひ言葉をそのまま使ってみてくださいね。
魔法の質問その3「こんな生活ができたらいいなと思うことはありますか」
少し未来の話を聞く質問です。
「将来」という言葉を使うと、少し身構えてしまう方もいます。そこで私は、「こんな生活ができたらいいな」という柔らかい表現をおすすめしています。
「休日は自然の多いところでゆっくりしたい」「いつか子どもと旅行できたら」「二人で料理をしながら話せる時間があればいい」。こうした答えの中には、相手の上質世界にある理想の結婚生活の断片が含まれています。
この質問をきっかけに、自分の「こんな生活がしたい」というイメージを話し合えると、お互いの方向性が自然に確認できます。成婚されていく方は、この「理想の生活イメージの共有」が早い段階でできている方が多いんですよね。
あくまで「夢を語る」ような雰囲気で聞くのが、コツです。深刻にならず、楽しそうに聞いてみてくださいね。
質問よりも大切なこと、聞き方の姿勢
3つの質問をご紹介しましたが、どんなに良い質問でも、聞き方の姿勢がともなわないと効果は半減します。
大切なのは、答えに正解も不正解もないと知ることです。「この人はこんなことを大切にしているんだ」と、ただそのまま受け取る姿勢が、相手に安心感を与え、会話を深めてくれます。
相手の答えに対して「それはいいですね」「私もそういう時間が好きです」と共感の言葉を添えることで、相手はさらに話しやすくなります。反対に、「えっ、それだけですか」「私はこっちのほうが好きですが」という返し方をしてしまうと、相手の上質世界をそっと閉じさせてしまいます。
私が見てきた中で、成婚されていく方ほど、相手への問いかけがとても自然で温かいんですよね。「もっと聞かせてください」という好奇心と、「どんな答えでも大丈夫ですよ」という受け止める余裕。その両方がそろっていると、お相手の上質世界はするりと見えてきます。
3つの質問は、「過去(子ども時代)」「現在(休日の幸せ)」「未来(理想の生活)」という三つの視点から、お相手の上質世界をやさしく照らすものになっています。
今度のお見合いやデートで、ぜひ一つでも試してみてくださいね。質問の言葉よりも、聞こうとするあなたの姿勢が、きっとお相手の心に届きます。
BlissBridalでは、選択理論をベースにした婚活サポートを行っています。お一人おひとりの上質世界を大切にしながら、ご縁をつかむお手伝いをしています。「どんな質問をすればいいか練習したい」「お見合い前に不安を整理したい」という方も、お気軽にご連絡ください。
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