「こんなに頑張っているのに、なぜか結ばれない」
「いい人だと思って交際してみたけれど、なんとなく続かない」
仲人をしていると、こんなため息を、本当によく聞きます。
でも、今日はお伝えしたいんです。
それ、決して「あなた」が悪いわけじゃないんですよ、と。
私たちカウンセラーが日々の婚活サポートのベースにしている考え方に、「選択理論」というものがあります。アメリカの精神科医ウィリアム・グラッサー博士が提唱した心理学で、「人はなぜそう動くのか」を、5つの心の声から読み解いていく理論です。
今日はこの「5つの基本欲求」について、仲人としての視点から、そっとお話ししてみますね。
1. 安心・安全でいたい:「生存」の欲求
ひとつめは、安心して暮らしたい、健康でいたい、明日の不安なく過ごしたい、という土台の欲求です。
「生存」と聞くと大げさに感じますが、要するに「安心・安全でいたい」という気持ちのこと。
婚活でいうと、「お相手の経済力が気になる」「将来の暮らしが見えないと不安」と感じるのは、この欲求が働いているサインです。
これを「打算的だ」と責める必要はありません。むしろ、ここに正直になれる方ほど、お見合いから真剣交際まで、迷いが少ないように思います。
安心して人生をともにできる相手かどうか:これは、すべての関係の出発点ですから。
2. 愛されたい、つながっていたい:「愛・所属」の欲求
ふたつめは、誰かに愛されたい、家族や仲間とつながっていたい、という欲求。
婚活をされている方の多くが、もっとも強く感じている声かもしれません。
ただ、ここで気をつけたいことがひとつ。
この欲求が強すぎると、「嫌われたくない」が先に立って、お見合いで本当の自分を出せなくなることがあります。
仮交際中も、「断られたくない」気持ちが、相手への過剰な気遣いになって、かえって距離を生んでしまう。
仲人としてお伝えしたいのは、「愛されたい」と同時に、「愛したい」の側にも、少しずつ意識を向けてみてください、ということです。
3. 認められたい、選びたい:「力」の欲求
「力」というと強そうに聞こえますが、これは、自分の意見が尊重されたい、自分で選びたい、という欲求のこと。
たとえば、お見合いの場で「相手に合わせなきゃ」と思いすぎると、この欲求が抑え込まれて、後からモヤモヤが残ります。
逆に、「自分が選ぶ側」のつもりで臨めると、不思議と自然体で話せるものです。
成婚されていく方を見ていると、皆さん「選ばれよう」より「自分も選ぶ」という姿勢が、どこかにきちんとあります。
4. 自由でいたい:「自由」の欲求
ひとりの時間が好き、束縛されたくない、自分のペースを大事にしたい。
これが「自由」の欲求です。
結婚は、ある意味で自由が制限される選択でもあります。だからこそ、自由欲求が強い方ほど、「結婚=自由を失うこと」と無意識に身構えてしまい、最後の一歩で躊躇してしまうことがあるんです。
でも、本当は逆なんですよ。
お互いの自由を尊重し合えるパートナーと出会えれば、ひとりでいるよりずっと自由になれる。
私はそういうご夫婦を、何組も見送ってきました。
5. 楽しみたい:「楽しみ」の欲求
最後は、笑いたい、ワクワクしたい、新しいことを知りたい、という欲求。
婚活が辛くなってしまう方の多くは、この「楽しみ」が枯れてしまっているように見えます。
お見合いも、デートも、いつのまにか「成果を出さなきゃ」の場になってしまっている。
仲人からのお願いです。
婚活の中に、ひとつでいいから、「これは楽しい」という時間を残してください。
お相手と笑い合えた瞬間、初めて行ったカフェの味、新しい服を選ぶ時間。
楽しみは、ご縁を呼ぶ磁石のようなものですから。
あなたの「強い欲求」はどれですか?
5つの欲求は、誰もが全部持っています。でも、その強さのバランスは、人によって本当に違うんです。
このバランスが、お相手と大きく違うと、「なんか合わない」になる。
近いと、「居心地がいい」になる。
つまり、婚活の相性とは、顔やスペックの問題ではなく、「心の声のバランス」の問題なのです。
自分はどの欲求が強いのか。お相手はどうだろうか。
そんな視点で、もう一度ご自分の婚活を見つめ直してみると、不思議と力が抜けていくはずです。
そして、それでも難しいと感じたら、いつでも仲人にご相談くださいね。
あなたの心の声を、一緒に聴かせていただきます。
BlissBridalでは、選択理論をベースにした婚活サポートを行っています。お見合いから成婚まで、あなたの「心の声」に寄り添うご相談は、お問い合わせフォームからどうぞ。
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