仲人として多くのカップルを見てきた中で、「仮交際が終わってしまう原因は何ですか?」と聞かれることがよくあります。いくつかパターンがあるのですが、そのひとつが「気がついたら相手を責めていた」というケースです。
婚活の場では、お見合いやデートの中でちょっとしたすれ違いが生まれることがあります。そのとき、つい「なんでそんなことを言うの?」「どうしてわかってくれないの?」という気持ちが出てしまう方がいらっしゃいます。
でも、選択理論という心理学の観点から見ると、「責める」という関わり方は、信頼関係を壊す「致命的習慣」のひとつなんですよね。今日は、「責める」の代わりに使える「聴く」という姿勢について、具体的にお話ししてみます。
「責める」関わり方が起きやすい場面
婚活中のカップルがすれ違いを感じやすい場面というのは、意外と些細なところにあります。たとえば、「もっと頻繁に連絡をくれたらいいのに」「デートの場所を毎回自分ばかり決めている気がする」「話を聞いてもらえていない」。そんな感覚が積み重なったとき、言葉に棘が出てしまうことがあります。
私が見てきた中で、責めてしまいがちな場面としてよくあるのが、「相手が自分の気持ちをわかってくれない」と感じる瞬間です。自分ではちゃんと伝えているつもりなのに、なぜかすれ違う。そのもどかしさが、「なんで?」「どうして?」という言葉につながっていきます。
この「責める」という行動は、意図して相手を傷つけようとしているわけではありません。ただ、自分の気持ちをうまく表現できない状態で出てきてしまうものなんです。でも残念ながら、責められた相手の心はどんどん閉じていってしまいます。
選択理論が教える「聴く」という関わり方
選択理論では、人と信頼関係を築くための「身につけたい習慣」というものを提唱しています。その中のひとつが「傾聴する(聴く)」という関わり方です。
「聴く」と「聞く」は、漢字が違います。「聞く」は音が耳に入ってくる状態。「聴く」は、相手の言葉に意識を向けて、心ごと受け取ろうとする状態です。婚活の場でお相手との信頼を育てたいなら、この「聴く」という姿勢がとても大切になってきます。
具体的には、相手が話しているときにスマホを見ない、相手の言葉をさえぎらない、「うん、うん」と相槌を打ちながら目を合わせる。こういうシンプルなことが、相手に「この人は自分の話をちゃんと受け取ってくれている」という安心感を与えるんですよね。
「責める」を「聴く」に変える言い換えのコツ
「でも、やっぱりもどかしい気持ちは伝えたい」という方もいらっしゃいますよね。そのお気持ちはよく分かります。気持ちを黙って抑え込む必要はまったくありません。大切なのは、伝え方の順番なんです。
たとえば、「なんで連絡くれないの?」という言葉を使いたくなった場面。これを「聴く」姿勢で言い換えると、こんなふうになります。「最近どんな感じで過ごしてた?」と、まず相手の状況を聴いてみるんです。すると「実は仕事がバタバタしていて」という言葉が返ってくることもあります。
責める前に、一度「相手にはどんな事情があるんだろう?」と好奇心を持って聴いてみる。それだけで、会話の雰囲気がぐっと変わります。私が見てきた中で、成婚されていく方は、こういう「聴いてから話す」というリズムを自然に使えていることが多いんですよね。
相手が自然と話してくれる関係をどうつくるか
傾聴の姿勢が身につくと、もうひとついいことがあります。それは、相手が「もっとこの人に話したい」と思ってくれるようになることです。
話を聴いてもらえると、人はほっとします。ほっとすると、もう少し本音が出てきます。その本音を大事に受け取ると、相手はさらに心を開いてくれます。こういう積み重ねが、仮交際から真剣交際へ進む関係性の土台になっていくんです。
逆に、「責める」が続くと、相手はだんだん「何を話しても責められるかもしれない」という警戒感を持ち始めます。そうなると、本音を話してくれなくなり、関係がどんどん表面的になっていきます。婚活はタイムリミットがありますから、表面的な関係のまま時間が過ぎてしまうのはとてももったいないことです。
まとめ。「聴く」ことが、ご縁の土台をつくる
今日お伝えしたかったのは、「責める」を「聴く」に変えることで、婚活の関係性が大きく変わるということです。
選択理論でいう傾聴は、ただ黙って相手の話を聞くだけではありません。「あなたのことをちゃんと受け取りたい」という姿勢を行動で示すことです。それが積み重なると、お相手の心に「この人となら大丈夫」という安心感が育っていきます。
もしお見合いやデートで「うまくいっていないかも」と感じているなら、何かを言う前に、まず「聴いてみる」ことを試してみてくださいね。小さな一歩ですが、それがご縁を育てる大きな鍵になることがあります。私は、そういう変化を何度も目の当たりにしてきました。
BlissBridalでは、選択理論をベースにした婚活サポートを行っています。「聴く」姿勢の練習も、仲人と一緒に取り組めます。まずはお気軽にご相談ください。
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