親世代の価値観と自分の上質世界をどう調整するか

「親に婚活のことを話すと、価値観が合わなくて疲れてしまう…」そんな声を、私はたくさん聞いてきました。紹介したお相手のことを話すと「もっと条件のいい人はいないの?」とか「そんな仕事じゃ生活が心配」とか。親は親で心配してくれているのはわかる。でも、自分の気持ちとズレていて、婚活がしんどくなってしまう。

今日は、そのしんどさの正体と、うまく調整していく方法をお話しします。

目次

親の「上質世界」と自分の「上質世界」は別もの

選択理論では、人は誰もが心の中に「上質世界」という理想のイメージの世界を持っていると考えます。上質世界とは、自分が「こうありたい」「こんな人と暮らしたい」「これが大切」と感じるイメージや価値観を集めた、心の中のアルバムのようなものです。

どんな人と暮らしたいか、どんな生活をしたいか、何を大切にしたいか。その絵は、生まれてから今まで積み上げてきた経験や価値観からできています。

親世代は、高度経済成長期やバブル期など、私たちとはまったく違う時代を生きてきました。だから「安定した大企業に勤めている人がいい」「年収○○万以上じゃないと心配」という基準が上質世界に入っていることも多いんです。

でも、あなたの上質世界は別です。自分がどんな相手と、どんな日常を築きたいかは、あなた自身の経験と感覚から生まれています。親の上質世界が「正解」で、あなたの上質世界が「わがまま」ということは、まったくありません。

「反発」でも「従う」でもない第三の道

親の意見に反発して「うちの親、全然わかってくれない!」と距離を置くか、逆に「まあ親がそう言うなら…」と自分の気持ちを押し込めてしまうか。どちらも、婚活にとってはあまりよくない方向です。

反発すると、婚活の話題がタブーになって、本当は相談できるはずの家族と壁ができてしまいます。従いすぎると、自分の上質世界からどんどんズレた相手を探すことになって、いざ成婚が近づいてもなぜか気乗りしない、という事態が起きやすくなります。

大切なのは、「親の上質世界を尊重しながら、自分の上質世界を守る」という第三の道を見つけることです。そしてその道は、実は思っているより開いていることが多いんですよ。

親世代の価値観を「翻訳」する

私が見てきた中で、親との関係をうまく保ちながら婚活を進めている方に共通しているのは、「親の言葉を文字通りに受け取らず、その奥にある願いを読み取っている」ということです。

「安定した仕事の人じゃないと心配」という言葉の奥には、「あなたに安心した生活を送ってほしい」という思いがあります。「もっと条件のいい人を」という言葉の奥には、「あなたには幸せになってほしい」という願いがあります。

この翻訳をすると、親と話すのが少し楽になります。「お母さんが心配してくれているのはわかるよ。私もちゃんと安心して暮らせる人を探しているから、安心してね」という返し方ができるようになるんです。言い争いではなく、同じ方向を向く会話に変わっていくんですね。

自分の上質世界を言葉にする練習

親に自分の気持ちをうまく伝えられない理由のひとつに、「自分自身の上質世界がはっきり言語化できていない」というケースがあります。相手に何を求めているか、なんとなくはわかっているけど、うまく説明できない。そうすると、親の言葉に反論できなくて飲み込んでしまう、ということが起きます。

試しに、こんな問いに答えてみてください。

「5年後、日曜日の朝。どんな場所で、誰と、何をしていたいですか?」

朝ごはんを一緒に作りたい人、静かに本を読んでいたい人、子どもと公園に行きたい人、それぞれです。その絵の中にいるパートナーはどんな人ですか?収入や職業よりも、その場面に誰がいるかを大切にすると、上質世界が見えてきます。これが言葉になると、親への説明も自然とできるようになりますよ。

上質世界を親と共有するタイミングと伝え方

婚活を進めていくと、「そろそろ親にも話しておきたいな」という時期が来ます。その時に大切なのは、相手の条件を報告するのではなく、「自分がなぜその人に惹かれているか」を伝えることです。

「年収は多くないけど、一緒にいると安心できるんだよね」「仕事はこれから頑張る人だけど、価値観がすごく合うんだ」。そういう言葉は、親の上質世界とぶつかることもあります。でも、あなたが自分の意志を持って選んでいることが伝わると、親も少しずつ安心し始めます。

成婚されていく方を見ていると、親を説得しようとするより、「自分はちゃんと考えて選んでいる」という姿勢を見せることで、少しずつ信頼を積み上げていったケースが多いです。すぐに賛成してもらえなくてもいい。長い目で見て、あなたが幸せそうにしていれば、親の上質世界も少しずつ更新されていくものです。


親の価値観と自分の価値観は、違って当たり前です。大切なのは、親の言葉の奥にある願いを読み取り、自分の上質世界をきちんと言葉にして守ること。婚活は、相手を探すと同時に、自分自身を知っていく旅でもあります。

自分がどんな暮らしを望んでいるのか。その答えが出てきた時、きっとご縁も近づいてきますよ。どうかあせらず、自分の上質世界を大切にしながら進んでいってくださいね。

BlissBridalでは、選択理論をベースにした婚活サポートを行っています。「親との価値観の調整に悩んでいる」「自分の上質世界を整理したい」という方も、お気軽にご相談ください。

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